
運動療法と当クリニック
運動は、生活習慣病の予防や治療、腎症や認知症の進行予防、要介護状態になることの予防、さらにはがんの予防にも効果があることがはっきりとわかってきています。つまり「健康寿命をのばすために運動は欠かせない」といえるのです。
ただし、これほど大切な運動であっても、残念ながら医療保険の対象となることはごく一部に限られており、十分に活用できていないのが現状です。
そこで当クリニックでは、開設当初から、安心してご利用いただける運動支援を保険診療に近い低額負担で続けてきました。
併設している「三咲ウェルネスセンター運動ルーム」では、生活習慣病の予防や改善を目的とした、安全で効果的なプログラムをご用意しています。通院されている皆さまが無理なく、そして楽しく健康づくりに取り組めるようにサポートいたします。
運動療法の効果(運動のプラス面)
運動を続けることで、体と心にさまざまな良い変化があらわれます。
心身に望ましい効果があらわれる
代謝・健康寿命・精神面等に効果があります
★代謝の改善
- インスリンの働きがよくなり、血糖コントロールが改善します。
- 血糖値・血圧・脂質(コレステロールや中性脂肪)が安定しやすくなります。
- 内臓脂肪や異所性脂肪と呼ばれる余分な脂肪が減り、体が軽くなり、代謝が改善し、臓器保護にもつながります。
★健康寿命の延伸
- 血流がよくなり、動脈硬化を防ぎます。
- がんや認知症の予防・進行抑制につながり、寿命を延ばすことが期待できます。
- 体力がつき、骨や筋肉も強くなるため、サルコペニアやロコモティブシンドロームを防ぎます。
- 感染や病気にかかりにくい、強い体をつくります。
★精神面の効果
- ぐっすり眠れるようになり、生活リズムが整います。
- 気分が前向きになり、ストレスが解消しやすくなります。
- 脳の働きが活発になり、集中力や判断力が高まります。
- 運動を継続することが自信や自己効力感につながり、いわゆる強い心を育てます。
行動の範囲が広がる
体力がついて動ける範囲が広がることで、いつまでも外出や旅行、趣味など多くの体験を楽しめるようになります。
運動療法の注意点(運動のマイナス面)
運動するうえで気をつけてください
- いきなり強い運動や、ご自身の病状や体力にふさわしくない運動を始めると、関節や筋肉を痛めたり、転倒などの事故や、からだの不調を招くことがあります。
- 熱があるとき、風邪のとき、心臓や肺の病気があるときなどは、無理に運動すると逆に体調を悪化させてしまうことがあります。
- 糖尿病で一部の薬(インスリンやSU薬、グリニド薬)を使っている方は、運動によって血糖が下がりすぎることがあります。それらの薬剤を使用している場合は注意が必要ですので医師に相談してください。
- 効果が出るには続けることが大切ですが、無理に頑張りすぎると疲れてしまい、逆に続けられなくなることがあります。
重要なポイント:運動のマイナス面を出さず、プラス面のみを伸ばすには、医師と理学療法士が関わる当クリニックでの運動支援の仕組みが必須といえます。
当クリニックの運動療法について
特徴
- 運動は効果的な治療法ですが、「自分に合ったやり方・強さ」で行うことが大切です。
- 当クリニックでは、医師・理学療法士・健康運動指導士・看護師・管理栄養士・臨床検査技師が連携し、検査結果や体調に合わせた安全で効果的な運動療法を提供しています。
- 理学療法士が常駐する内科クリニックは全国的にも珍しく、当クリニックならではの大きな特徴です。
ご利用の流れ
- 血液・尿検査、心電図を行います。
- 糖尿病で通院中の方は、眼科での眼底検査の結果も必要です。
- 医師が検査結果をもとに、運動内容を処方します。
- 三咲ウェルネスセンターで運動療法の予約を行います。
- 初回来室時に、理学療法士が足の筋力・バランス能力・介護リスクなどを評価します。
- メディカルチェックとフィジカルチェックを踏まえ、運動療法/健康体操を開始します。
運動療法の実際
- 検査結果に基づき、理学療法士が一人ひとりに合わせたプログラムを作成。
- 複数人で実施しますが、内容は個別に設定されます。
- 運動経験が少ない方や体力に自信のない方でも安心。
- 健康体操との併用も可能。
- 半年間は検査と内容の見直しを繰り返し、効果的に継続。
- 半年ごとに定期検査を行い、成果を確認し、今後の目標を再設定します。
健康体操の実際
- 指導者のもと、参加者全員で楽しく体を動かします。
- 目的や強さに応じて、4種類の体操教室をご用意。
- 運動が苦手な方でも参加しやすい内容。
- 複数の教室を組み合わせて参加することも可能です。
運動指導者一覧
理学療法士
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三咲ウェルネスセンター運動ルーム 責任者
相澤 郁也勤務:月・火・水・金曜日(9:00-18:00)土曜日(9:00-12:00)
挨拶
皆さんは「理学療法士」という職業をご存じでしょうか?
理学療法士は、国家資格を持つ“運動と生活の専門家”です。病院でケガや手術後のリハビリを担当する姿を目にすることが多いかもしれませんが、実は健康づくりや生活習慣病の予防・改善など、幅広い分野で活躍しています。
私は、理学療法士としてのけがや関節の痛みに対する運動療法の知識に加えて、糖尿病をはじめとする生活習慣病に関する専門的な知識と経験を生かしながら、運動を通じた治療支援に取り組んでいます。
「運動が大切なのは分かっているけれど、何から始めれば良いか分からない」「足腰の痛みがあって続けられない」といった方はもちろん、「健康を維持したい」「体力をつけたい」と考えている方も、どうぞお気軽にご相談ください。運動を通じて、皆さまの健康と生活の質の向上を支援いたします。
略歴
| 2015年 | 健康科学大学 健康科学部 理学療法学科(卒業) |
| 2015年 | 4月~2020年3月:国家公務員共済組合連合会 吉島病院 リハビリテーション科 |
| 2022年 | 広島大学 大学院医歯薬保健学研究科 保健学専攻 博士課程前期(修了) |
| 2020年 | 4月~現在:医療法人社団 三咲内科クリニック勤務 |
資格
| ・ 理学療法士免許 |
| ・ 修士(保健学) |
| ・ 代謝認定理学療法士 |
| ・ 日本糖尿病療養指導士 |
| ・ 千葉県糖尿病療養指導士 |
主な活動
| ・ 日本糖尿病理学療法学会. 広報委員会 委員 |
| ・ 日本糖尿病理学療法学会, 評議員 |
| ・ 全国臨床糖尿病医会 関東・北日本コメディカルの会 世話人 |
| ・ 千葉県糖尿病対策推進会議, CDE-Chibaネットワーク 世話人 |
- 河江 敏広
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勤務:土曜日(9:00-12:00)
健康運動指導士
- 西川 洋子
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管理栄養士、日本糖尿病療養指導士
勤務:月曜日(9:00-17:00) - 反町 誠
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千葉県糖尿病療養支援士
勤務:水・金曜日(9:00-13:00)

- 利用料金
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2026年4月から、当クリニックの運動ルームは「会員制」として新しい料金体系に移行します。
これは、一般的なジムとは違う“医療機関ならではの運動サポート”をより実感していただき、利用される方それぞれの目的に合わせて、効果的に運動を続けてもらうことを目指したものです。以下に示した内容はあくまで案であり、コースや回数などの最終決定は2025年12月末を予定しています。
また、2026年3月までは、これまで通り「1回(50分)700円」でご利用いただけます。
コース 利用回数 料金 A 月10回まで ¥6,000 B 月5回まで ¥3,500 C 月1回のみ ¥1,000 - 利用時間・ご予約方法
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- 利用は全て予約制で、ご予約は当日まで受付します。
- ご予約・お問い合わせ:
TEL 047-440-5151
(担当:相澤 理学療法士) - 利用時間:
AM 09:00~11:50(水・金曜は12:50まで)
PM 14:00~16:50
- その他
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- LINEでのご予約・お問い合わせも可能です。
- 運動を希望する場合は当院での運動処方箋の発行が必要です。



